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高学歴低学力
「朝刊の、この記事を読んだ?」と、昨日、夫が私に尋ねた。「この識者の言っていることはそのとおりだと思うよ。」と夫が言う。それは「知的社会の中核を育てよ」という記事だった。戦後の日本は平等を追求するあまり、「高学歴低学力」の人間を増やす教育制度を広げてきたという。なるほどそのとおりだ。基礎学力を徹底的につけるために小中学校での落第・留年を認めるべきとも書かれており、そうなんだよなあと自分の学生時代を振り返った。どんなに勉強ができなくても進級できるというのは、本人にとってもよくないだろう。結局、高校受験の前になって、小学校からの勉強をもう一度やり直さなければいけない羽目になる。

また、その識者は、「高校無償化にする金があるくらいなら、やる気のある生徒のための奨学金を充実させるべきだ。」とも言っており、「うんうん、そうだよね。」と夫とふたり意見が一致した。これからの日本の将来のために、知的社会の中核を育てていくほかはないという、識者の主張は非常に参考になる。つい最近行われた学力テストでも、他国に比べて日本の中学生の学力は低いという結果が出た。中国語の先生は、「塾に通っている子は違うよ。」と言ったが、やはり塾に行かなくてもいいような教育改革をすべきだと思う。

高学歴低学力なんて怖い。「大学全入時代と言われるように、最近は誰でも入れる大学があるんだよ。」と夫が言う。「例えば、全然日本語ができない外国人でも入れる大学もある。日本語がわからないから、大学の授業についていけないそうだよ。」そんな実態を聞かされ、ますます「高学歴低学力」の言葉が頭をぐるぐる回る。学歴より学力。やっぱり、小中学校から落第・留年を認めたほうがいい。来月からKAZが通う塾は頻繁に組み替えテストを行い、「進級」も「落第」もする。学校にもそんな緊張感があってもいいんじゃない?
by o-chuck | 2011-01-11 11:22


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