人気ブログランキング | 話題のタグを見る
トップイメージ
父と息子

KAZは毎朝元気に幼稚園へ通っている。でも、平日の朝はなかなか起きようとはしない。いつまでもベッドでぐずぐずしている。起きても、さっさと用意しようとはせず、ベランダに出てそとを見ている。朝は夫が幼稚園へ連れて行くのだが、まっすぐ行かないで、近所の飼い猫を見に行ったり、かたつむりを探したりする。

このように、ちょっと散策しながら幼稚園へ行けるのも、やはり徒歩通園の強みだろう。「今日は天気がいいね。暑くなりそう。」とか、「今日は雨だから、かたつむりがいっぱいいるね。」とか、親子で語りながら幼稚園へ向かう。とにかく、平日の朝にも関わらず、KAZの周りではゆったりした時間が流れている。

帰りは帰りで、ここのところ、まっすぐ帰宅したためしがない。夕方は、ナナをはじめとする友達らと日が暮れるまで遊んでいる。近所の子らが飼っているうさぎやら、蛙やら、青虫などを観察したりするのも大好きだ。この間は青くて小さい虫を見つけた。夫は子供たちに、「それはカゲロウだよ。」と教えていた。子供がカゲロウを棒で突こうとするので、夫は「だめだめ!」と制していた。「子供はすぐ虫を殺そうとする。」と、夫はいつも言っている。

子供は残酷だ。みんな子供の頃はアリとか殺したことがあるはずだ。それを夫に言えば、「それはそうだけど・・・」と口ごもる。夫は、息子には虫を殺さないという教育をしている。夫は、子供が虫をめちゃくちゃに踏みつぶしているのに出くわしたら、その光景をKAZには見せないようにしている。家に入ってきたハサミムシや蜂、ハエにいたるまで彼は窓を開けて外に逃がす。そんな父の姿を見ているKAZも、虫は殺さないで外に逃がすものと思っている。

そんな夫のささやかな夢は、息子と一緒に昆虫図鑑を見たり、昆虫採集をすることだ。
by o-chuck | 2007-07-11 16:06 | 成長記録


<< おすすめの中国アニメ  シンクはトイレじゃないのよ >>