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習っていようとなかろうと
塾の昇降テストも保護者会も終わり、やれやれといったところである。結果が出るのは来月なので、ゆっくりお茶でも飲んで気長に結果を待つしかない。今回のテストまでの勉強を振り返ると、いつも通り私が作った試験対策問題をやらせ、あとは復習と漢字練習。九九はというと、完璧ではないにしてもKAZはほとんど覚えた。もう10月も半ば過ぎたというのに、学校ではいまだにかけ算を教えていないというのだから、さすがに早くやってくれよという気持ちでいっぱいだ。まったくゆとりもいいところだ。

しかし、塾といったところは、「学校でまだ習っていない」などという言い訳が通用するところではない。「九九を覚えている子とそうでない子とでは、問題を解くスピードに差が出ています。」と保護者会で言われ、思わず頭を抱えてしまった。「最近は4年生になってもまだ覚えていない子もいます。それでは困ります。」と先生は続ける。

「先日、駅で女子高生が九九表をかばんの中に入れているのを見ました。びっくりして、授業で生徒にそのことを話したら、生徒たちも驚いていました。」という先生の話を聞き、私は恐ろしくなってしまった。実は、学校で習っていないことをどんどん先にやらせることに、私は抵抗があるのだ。が、テストが迫っていたので、そんなことを言ってる場合ではなく、私はKAZに九九を覚えさせた。

しかし、KAZは完全に覚えているとは言いがたく、ちょくちょく答えを間違えるのだ。それは、私自身がやはり抵抗を感じているせいで、彼に必死で教え込んではいないからだ。だから、早く学校で九九をやってほしいのだ。塾と学校の勉強の差がどんどんあいていくのは好ましくないと考えているのだよ、私は。

他校ではもう教えているのか、親が私のように抵抗を感じていないのかはわからないが、実際に九九を完全に覚えている子がいる。また、塾では既にかけ算を習っていて、テストではかけ算の問題も出た。だからKAZも、学校で習っていようとなかろうと、九九を完全に覚えなければならない。じゃないと、置いてきぼりにされてしまう。

それが進学塾。それが中学受験を目指す、ということなのだろう。
by o-chuck | 2011-10-19 19:27


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