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弱気になる
いやはや本当にハードな塾である。KAZもついていくのが必死だ。これからどんどんついていけない子たちが増え、退塾する子も中には出てくるのだろうか。KAZは、4教科の宿題(復習)を全部を終えることができない。全部しようと思ったら、それこそ楽しみにしているテレビ番組も、放課後に友達らと遊ぶ時間も、すべて断念するしかない。

だが、9歳のKAZにはそれができず、また、私もできないのだ。以前、中学受験を目指している小学5年生のお母さんが、自分の子どもを「受験生」と言っていた。当時の私は、「まだ5年生なら受験生とは言わないのではないか?」と思っていたが、今ならお母さんがそう言う気持ちがわかるような気がする。

KAZはまだ4年生だが(現実は3年生)、もう受験勉強を始めているのだと思う。だから、「受験生」なのだと思う。毎日毎日、膨大な復習に追われると、私などはだんだん次のように思えてくる。「クラスなんてどこでもいいよ。復習を全部やらなければ最上位クラスになれないなら、2番・3番でもいいじゃん?」

毎年この時期、塾から「今年の合格者たちのメッセージ集」をもらう。それを読むと、「自分を信じてください。」や「最後まであきらめないでください。」などと、たくさん書かれている。彼らが有名校に合格したのもすごいと思うが、それより何より、彼らがこのハードワークを最後までやり遂げたことに敬意を表する。

受験勉強を振り返り、「山あり谷ありでした。」、「つらいときもあった。」と語っている彼らの言葉は真実だろうと思う。困難を乗り越えた強い精神力の持ち主である、彼らの励ましの言葉には重みがある。これから3年間、KAZが退塾せずに頑張れたとしたら、もうそれだけで十分な気がする。

来月にまたクラス分けテストが実施される。

KAZの努力が試される場。
by o-chuck | 2013-02-28 10:16


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