人気ブログランキング | 話題のタグを見る
トップイメージ
価値観
人は何にお金をかけるか?海外旅行、服、車・・・。同じ海外旅行でも、ホテルのランク、食事の内容、飛行機のクラスなど、人の好みはそれぞれ違う。ホテルは豪華な一流ホテルがいいと思う人もいれば、そんなところにはお金をかけたくないと考える人もいるだろう。海外旅行より、ブランドの服や靴、かばんのほうがいいと思う人もいる。そういう互いの価値観の違いを認め、尊重しあうことが大切だと思う。他人がお金の無駄だと思っても、その人にとっては全然無駄とは感じないのだ。

たとえば、私には物欲がない。求めるものはあってもそれは物品ではなく、人にプレゼントできるものではない。KAZもそうだ。KAZが一番大切にしてるものは、戦隊物のおもちゃでも絵本でもない。一本の古くて汚い割り箸だ。それも、割り箸なら何でもいいというわけではなく、ある形をした珍しい割り箸なのだ。なかなか同じものが見つからないので、今持っているその割り箸がどんなに汚れても、きれいに洗って遊んでいる。もちろん、ふたつに割れてもいけない。なくしたら、もう二度と同じものは手に入らないとわかっているので、KAZも決して外には持ち出さない用心ぶりだ。保管する場所も、きちんと自分で決めている。それでも、どうしても持って行きたい時は、必ず私に預ける。責任重大だ。例えるなら、添乗員が旅行中、お客さんのパスポートをまとめて預かっているほどの緊張感がある。

そんな、他の人からすれば到底理解できない価値観の相違を、夫は尊重しようとはしない。私が欲しいもの、夫に言わせると、「むだなお金。見栄。ただの自己満足。」らしい。むだなお金とは思わないし、見栄でもない。第一、誰に対して見栄を張ると言うのか。ただ、最後の自己満足は認める。だが、どんな望みも結局は自己満足であり、また、自己満足こそがとても大事なんじゃないのか。夫は、「女子高生がブランド品を持つようなもの。身分不相応。」とはき捨てるが、まったくわかっちゃいない。「それ」を持つことがふさわしいかそうでないかを判断するのは、夫でも私でもない。「それ」を提供してくれる会社だ。夫が剥きになって反対すればするほど、幾ら口では身分不相応などと言っても、私の望みが現実化する可能性があると言っているのと同じだ。
by o-chuck | 2009-06-05 17:53


<< 卒園式に向けて出国! 地味志向? >>